九州メタル産業 50年の歩み
3/38

代表取締役社長庄崎 秀昭当社は1972年(昭和47年)の設立以来、おかげをもちまして本年で創立50周年を迎えました。半世紀の歩みを支えていただきました皆さまに、ここにあらためて御礼申し上げます。当社は、当時の大きな社会問題であった公害対策の一環として、増大する使用済自動車への対処を目的として設立されました。使用済自動車のリサイクルは、いわゆる資源循環型社会への移行を目指した先駆け的な取り組みのひとつでありました。1975年に自動車用大型シュレッダーを導入し、使用済自動車の処理を事業として本格的に開始しました。その後も著しい速さで変化する時代の流れに即座に対応しながら、産業廃棄物の処理、廃家電品のリサイクルや使用済自動車の再資源化など次々と事業の拡大を図ってまいりました。今では、資源リサイクルの分野において幅広く貢献できる会社に成長を遂げました。この50年の当社の歴史の中で、設立当初からのさまざまな困難に立ち向かい、たゆまぬ努力を重ねてこられ、当社の礎を築いていただいた諸先輩方に心から感謝申し上げます。地球の環境はますます厳しさを増しており、地球温暖化の抑制に向けたCO2の削減、再生可能エネルギーの活用、プラスチック使用量の削減など環境問題への取り組みは大きな課題となっています。当社も2003年にISO14001の認証を取得し、環境保全の取り組みを進めています。このように、国際社会共通の目標であるSDGsの達成のために当社が果たしうる役割は一層大きくなっていると感じています。これからも社会の変化にともなう新たな資源、あらゆる資源のリサイクルに挑戦し続けていきます。現在、そのための新規プロジェクトを立ち上げ、研究を進めているところです。与えられた使命を果たし期待に応えることで、次の50年、100年に向けてしっかりと歩んでゆこうと決意を新たにしています。これからも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げ、創立50年史刊行にあたってのご挨拶といたします。02

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る