九州メタル産業 50年の歩み
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粒度選別ライン全景手選別作業メタルソーター選別機エアコン解体ラインテレビ解体作業エアコン解体作業6mmアンダー選別機ミックスメタル連続選別機洗濯機解体作業洗濯機モーター取り外し作業※1 使用済み自動車からエアバッグ類やフロン類、ドア、エンジンなどの部品を取り外し、破砕して有用金属を回収した後に残った自動車破砕残渣のことです。各種金属等が除去されることで、シュレッダーダストの残渣はより取り扱いが容易となり、セメント工場向けに原燃料化されます。当社は長年にわたり経験や運用ノウハウを蓄積し、それをリサイクル施設の設計に活かし、必要な設備等はメーカーと共同開発することで、効率的で性能の高いリサイクルプロセスを確立してきました。2019年1月にはアルミニウムなどを効率的に回収するミックスメタル連続選別機の特許申請を行いました。このほかにも、様々な独自の技術が選別・分別装置に活かされています。2001年、世界に先駆けて「特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)」が制定され、家電4品目(エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビ)のリサイクルが始まりました。当社では、北部九州・山口県の廃家電の引取回収とリサイクル処理業務の一部を担っています。家電リサイクル業務(引取・解体処理・分別作業)は、手作業の占める割合が高く、大部分が人間の手によって行われます。またリサイクル付加価値を高めるため、プラスチックリサイクルなどにも積極的に取り組んでいます。再資源化処理事業長年培ってきた経験とノウハウを活かしてシュレッダーダストの再資源化プラントでは、選別の徹底をするべく2012年10月より各種金属(アルミ、銅、ステンレス、金銀滓等の希少金属)を回収する等、再資源化事業を開始しました。他社から受け入れるASR(※1)を含め、独自の選別工程により各種金属やプラスチックの回収を行っています。家電リサイクル事業廃棄物に付加価値を事業紹介

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